2019年8月 カブ吉くん 近況報告

 皆さまこんにちは、スーパーカブ耐久チャレンジの管理人です。

 

 今年の8月は、梅雨明け以降の猛暑に始まり、上旬から中旬にかけて次から次へと来襲した台風に翻弄され、下旬は活発化した秋雨前線が九州を中心に西日本地区に大きな爪痕を残しました。

 皆さまも、直接的な被害や、計画していた帰省、旅行や行楽などに大きな影響を受けたのではないかでしょうか? 何事もなければ幸いでございますが……。 

 おかげさまで、ジョニーさんとカブ吉くんには直接的な被害はありませんでした。でも、そんな天候に気を揉みながらもゴールデンウイークに上手く連休が取れなかったジョニーさんは、今年は10日(土)から18日(日)までの9連休を取る事にしていました。

 休み全部を使って走る事は考えていなかったのですが、天気の様子をみながら『ここしばらく蔵王に行ってないし、美ヶ原にも行ってないしな……、どこか少し涼しいところに行きたいなぁ』などと漠然と考えておりました。

 しかし、7日の夜に浅間山が噴火し、台風10号はお盆休みに日本列島を直撃するなど悪い事が重なり、どんどんジョニーさんの『涼しいところに出掛けたい』という気持ちは、しぼんで行ったのです。

 そんな中、休みも終わりに近づいた16日(金)に、『台風も通り過ぎたし、このままでは何もしないまま休みが終わってしまう』という危機感もあり、突然4ヶ月ぶりの『忍野うどん蕎麦買出しツーリング』を実施する事となりました。

 

 朝早くに空気圧を確認して、今にも出発しそうだったジョニーさんですが、何故かその後に、ゆっくりと朝ご飯を食べています。7月に新しい鰹節削り器を買ったので、それで削ったかつお節をあったかいご飯の上に掛ける通称『ねこまんま』に、ジョニーさんはいまハマっています。ご飯のお替りしながら『美味しい~、でも、太っちゃう~』などと、どうでもいい事を口走りながら、満面に笑みを湛えております。

 食後も、深煎り豆で抽出したアイスコーヒーに、ミルクをたっぷり入れて、美味しそうに飲んでいます。早朝は静かだった外も、今ではセミの鳴き声がにぎやかに聞こえて来るようになりました。テレビを見ながら『あっはっは』と笑っているジョニーさんは、完全に根っこが生え始めています。

 そんな状況を打ち破るかのように、きれいで怖い声が響きます。

「ジョニー、そろそろ出掛けてくれないと、みんな夜ご飯抜きになっちゃうからね」

奥様の声に反応するように、ジョニーさんは急にバタバタと動き始めます。

「おぅ、そうだな。そろそろ出発しないとな」いいところで根っこが折れました。

 

 ジョニーさんとカブ吉くんは、充分に暑さを感じる10時ちょっと前に、ようやくと出発になりました。

 二人は千川通りを下りこみ、新青梅街道経由で武蔵野市小金井市と抜けて行きます。途中、スタジオ・ジブリの前を通りながら、

『最近、宮崎さんはどうしているのかな? 昔はドラ多摩あたりで、普通に買い物してたりしたのにねぇ~』などとカブ吉くんに話しかけています。

 急にそんな事を言われたカブ吉くんは、事情をまったく知らないので本当に困ってしまいます。

『《風の谷のナウシカ》がヒットする前くらいまでは、愛車のシトロエン2CVに乗って、よく新青梅沿いの自動車用品店に来てたんだよな』ジョニーさんは懐かしそうに話しをしています。

宮崎駿さんですよね?』なんて、そうっと声を掛けると、

『えっ!?』とか言いながら、何で分かるんだみたいな顔して、絶句してたっけ。

楽しい昔の思い出だそうです。 

 

 その後は、東八道路都道14号線、東京八王子線)を使い、南大沢から橋本へと抜けて行き、道志みちで忍野を目指します。

 この道志みちには、カブ吉くんのエンジンの調子のバロメーターとなる場所があります。それは、山伏峠の手前にある2本の直線の登り坂です。4月にもここを通ったのですが、その時は先行車がいたのでちゃんとしたテストにはなりませんでした。

 今回はお盆休みの後半で、それなりの交通量が途中まではあったのですが、『道の駅どうし』を過ぎてからは、運よく前を走る方が誰もいなくなってしまったので、予想外の良いテストが出来ました。

 1本目の坂は、3速で60km/hで登坂しながらも、エンジンにまだ若干の余裕がありました。しかし、2本目の登坂ではそれが全くなくなってしまったのです。ちょっと余裕をみせて、アプローチの速度を加減したのも影響しているかも知れません。

『そうか~、やっぱり登坂力も若干落ちて来てるって事ね』

ジョニーさんはその結果を、冷静に受け取ります。

 

 カブ吉くんのエンジンの調子の変化は、現在まで大きく分けて3回あります。まず、1回目の調子の変化は、3万キロくらいで現れました。当然この距離になるまでもスムーズにエンジンは回転していたのですが、それが更にスムーズな感じで回転しているようなフィーリングに変化したのです。それは長い下り坂などをハーフスロットルで走行していると顕著に感じる事が出来ました。それまであった前後にしゃくるような動きが、一切出なくなっていたのです。このころは、この2本の坂もエンジンに余裕を残してぐんぐんと上がっていました。カブ吉くんの第一次絶好調時代の始まりです。

 しかし、それ以前の3万キロ未満の時は、実はまだ車齢が若いのも関わらず今日と同じような感じで、まだエンジンに硬さが残り、今一つ吹け切らないフィーリングが残るエンジン状態でした。トルクが痩せている感じがするといった方が、皆さまに伝わり易いでしょうか?

 2回目の調子の変化は、6万キロを超えた辺りからです。排気音が明確なパルスを持ち、より乾いた音色になりました。スムーズな回転に加えて力強さが一段と増したのもこの時期になります。ここからは、その『絶好調』が10万キロ以上続きました。実に凄い事だと思います。

 3回目の調子の変化は、下降方向への変化です。これは、20万キロ前後から感じるようになりました。主に燃費の低下やオイルの消費が目立つようになって来ました。

 

 以上のように、今までいくつかの調子の波を経過しながら現在に至っています。

そんなカブ吉くんは、今月はマフラーからの排煙が結構目立っていました。気温が高く、渋滞に巻き込まれると、やはり油温が上がるのでしょうか? そういう時に限って、信号待ちで停車中に、オイルの焼けるいい匂いがしてきます。

 しかし、交通の流れが良くなり、走行している時間が増えて停車時間が減って来ると、マフラーからの排煙はピタリとなくなります。

 オイルの点検は8月31日に実施して、150ccほど補給しました。そこまでの走行距離は、1400kmほどになります。消費率としては、今までと比較しても大きな変化はありません。

 月間燃費も、今年初めて60km/ℓを超えました。

 

『うぅ~ん、どうなんでしょう?』ジョニーさんは、長嶋茂雄さんのようになってしまいました。

 

そんなジョニーさんを見て、吉村さんが声を掛けます。

『普通にオイル管理をして、普通に乗って行きゃぁいいんだよ。地に足のついた生活の中で使われているカブは、もっと酷いコンディションのもあるんだからな。カブ吉なんて、最高に面倒見て貰ってる方だと思わないとな』

 

確かにその通りかもしれません。カブは壊れる前に事前に整備するより、壊れてから『直して乗りましょう』という使い方が自然なのかも知れません。

 

残暑が厳しそうですが、9月も淡々と乗って行きましょう!

 

皆さまも、引き続き暑さ対策を忘れずにオートバイをお楽しみください。

 

                                    管理人

 

 2019年8月末日現在 全走行距離 229,330km

(8月走行距離 1,857km  燃費 60.99km/ℓ)

月まであと、155,070km