スーパーカブ 耐久チャレンジ

JA07型スーパーカブの耐久性を検証するブログです。

2019年12月 カブ吉くん 近況報告

 皆さまこんにちは、スーパーカブ耐久チャレンジの管理人です。

 

 12月の東京の天候は、前半は雨が降る日が比較的多く、中盤以降は12月らしい寒さを感じる日と暖かい日が交互にやってくるような感じでした。それでも、全体としては長期予報で言われていた通りの、12月としては暖かい月だった印象があります。

 

 12月のカブ吉くんの走行エリアは、ジョニーさんの年末の挨拶回りのお供もあったので、東京23区内を中心に、多摩地区、埼玉県南部、神奈川県東部及び県央部といった広い地域が対象となりました。

 

 

 今年の紅葉シーズンは、鮮やかに色を変えた山々を訪れる事が出来なかった二人でしたが、12月は走行エリアも都区内や市街地が中心になる事もあり、紅葉もちょうど山から街に下りて来た良いタイミングというのもあって、

「それならば、今年は仕事をしながら『東京都内で紅葉狩り』を楽しむというのも、逆に乙なものなんじゃないの?」という事をジョニーさんがふと思いつき、慌ただしい師走の業務に追われる日々ではありますが、その中にちょっとした『癒しの時間』が加わる事となりました。

 

 『東京都内』と聞くと、何だか紅葉狩りのイメージが湧かないような気もしますが、実は東京都は、面積的には狭いのですが、都市公園保有数としては全国一位を誇っているのです。ビルだらけのコンクリートジャングルですが、よく見てみると結構大小さまざまな公園が点在している事に気が付きます。

 

 12月某日、日本橋人形町で少し早めに仕事を終えたジョニーさんとカブ吉くんは、

「カブ吉、まだちょっと暗くなるまで時間がありそうだから、たまには遠回りして帰ろうか?」という、ジョニーさんの一言で、帰宅がてらの『都内の紅葉狩り』をさっそく実行する事となりました。

 二人は、日本橋堀留町のあたりから裏道を使って昭和通りにでます。年末で渋滞している四輪車達を尻目に、昭和通りに合流したジョニーさんとカブ吉くんは、日本橋から鍛冶橋通りに向けて快調に走り出しました。

 一つ目のアンダーパスを使って永代通りをくぐり抜け、その先、二つ目のアンダーパスの側道に出た二人は、地下鉄の宝町駅のある交差点を右折して鍛冶橋通りに入って行きます。

 2013年からブリヂストン本社が入居している京橋の東京スクエアガーデンの前を通り過ぎ、東京駅と有楽町駅の間にあるガードをくぐり抜け、東京国際フォーラムから丸の内仲通りへの街並みを楽しみながら、二人はその先を左折して日比谷通りへと進んで行きます。

 そして、皇居のお濠を右手に見ながら2~3分も走れば、もう日比谷公園に到着です。わざわざ中に入って散策をする訳ではありませんが、公園の内部にすうっと視線を向けると、広葉樹と針葉樹の程よいバランスで黄や赤や緑に鮮やかに色づいた樹々達が、自然の色彩を楽しませてくれます。

 二人は公園の南端にある日比谷図書館前を、右に大きく回り込むように通過して行きます。霞が関を通り過ぎ、国会正門前から憲政記念館前、国会図書館前へと走り抜けていき、その後、一瞬だけ青山通り(国道246号線)を走り、赤坂見附の陸橋は渡らずに、すぐに側道から赤坂見附の交差点を右折して行きます。

 弁慶橋を渡り、クリスマス・イルミネーションで飾られた東京ガーデンテラス紀尾井町(旧赤坂プリンスホテル)の前を過ぎると、今度は右手に小さいながらも趣のある清水谷公園の紅葉が目に飛び込んで来ます。二人はそれをちらりと横目に見ながら、突き当りの交差点を左折し、紀尾井坂をホテル・ニューオータニ方面に上って行きます。こちらのホテルも決して派手ではありませんが、毎年シックなクリスマス・イルミネーションで目を楽しませてくれます。

 その先、外堀通りにどんと突き当たったら、今度はそれを右折し、そしてすぐに次の信号を左折します。

 迎賓館赤坂離宮の豪華な宮殿建築を左手に眺めながら、明治神宮外苑の絵画館とイチョウ並木を目指します。

 東京都の木である『イチョウ』が、青山通りから絵画館に向けての300m程の並木道を鮮やかな黄色に染めるこの時期は、新国立競技場のオープンも近い事から、多くの人々で賑わっていました。イチョウ並木も、見ごろは過ぎているとは思うのですが、まだまだたくさんの黄色に輝く葉を付けて、充分に二人を楽しませてくれたようです。

 

 

 さて、それでは、『東京の紅葉狩り』レポートはこのぐらいにして、カブ吉くんの近況報告に移っていきたいと思います。

 まず最初に、今月の整備としてはエンジン・オイルの交換が一回ありました。寒さも段々増してくるこの時期に、G2(10w-40)を使用している事は、初めての経験となります。

 朝一番のエンジンの始動に関しては、掛からないという事は全くありませんが、スタータモータを使っての始動する時に、若干の重さを感じます。

 しかし、カブ吉くんに現在付いているバッテリー(2014年10月に交換後、13万4千キロ使用)の問題もあるので、オイルの粘度が原因なのか、それともバッテリーが弱くなってきている事が原因なのかは、現時点での判断は出来ません。

 

 燃費に関しては、12月は2,000kmを走行して、55.17km/ ℓ を記録しています。過去のデータと比較しても、それほど大きく落ち込んでいるという感じではないようです。ちなみに、この燃費はカブ吉くんが走り始めてから二番目に低い数値となります。(一番低かったのは、2012年12月に記録した53.28km/ℓ(走行距離 1,614km)です)

 ジョニーさんのカブ吉くんの使用方法が、短距離移動の繰り返しのような使い方ではないので、この程度の燃費低下で済んでいるという事はあるのかもしれません。

 それ以外の過去データを見てみると、昨年の12月が55.58km/ ℓ で、一昨年の12月は55.76km/ ℓ を記録していますが、これは、今年使っているエンジオイルとは異なる、G1オイル(10w-30)での数値となります。

 そういう事を合わせて考えてみても、40番のエンジンオイルを使用している今年の12月の燃費は、充分に妥当な数値であるような気が致します。

 いずれにしろ、寒さが本格化する1月と2月のデータが出た所で、あらためて検証してみたいと思います。

 

 それから、40番のオイルを使用している事のメリットが一つあった事を報告させて頂きます。11月の近況報告ではあえて書かなかったのですが、オイル交換からオイル交換までの間で、エンジオイルを補給する量がかなり減少しています。そして、マフラーからの排煙やオイルの焼けるような臭いを感じる事も、ほぼなくなっています。

 これは外気温が低下して来た事と、エンジンオイルの粘度(硬さ)が明らかに関係していると思われますが、こちらの件も気温の上昇とともに、また元通りになってしまう可能性も充分あるので、しばらくの間様子を見て行きたいと思います。

 

 エンジンオイル以外では、例年のとおりブリーザドレンパイプに溜まる液体が非常に多くなっているようで、それが少し気になります。

 最近、ジョニーさんは国道246号線を使う頻度が高くなりました。この国道は法定速度で走行できる区間が長く、カブ吉くんも高回転を使う時間が長くなっているので、それが一つの原因として考えられます。

 昔は、一週間に一度くらい週末のメンテナンス時に排出をすれば大丈夫だったのですが、最近は週の半ばで一度排出してやらないといけないくらい溜まるようになってきています。

『吉村さ~ん、この3倍くらい長いドレンパイプな~いの?』などと、ジョニーさんは吉村さんにおどけて聞いていますが、

『そんな物はな~い!』と、吉村さんは冷たい返事です。

 

 2019年の近況報告はこれで終わりとなりますが、今年は一年間の走行距離が22,274kmという、若干寂しい結果に終わりました。

 ロング・ツーリング等も行く事が出来なかったので距離も延びず、目標としている月間平均2,000km走行も、結果的にクリアする事が出来ませんでした。

 年間を通じての燃費は、上記の距離を走るのに390.6 ℓ を消費し、57.03km/ ℓ となりました。もう少しで、56km/ ℓ 台に突入というきわどい所でした。

 

 それでは、皆さま一年間お付き合い頂き、大変ありがとうございました。

 

 年末年始も、凍結に十分に注意をして、オートバイをお楽しみ下さい。

                                    

                                    管理人

 

2019年12月末現在 全走行距離 236,748km

(12月走行距離 2,000km 燃費 55.17km/ℓ )

月まであと 147,652km