皆さんこんにちは、スーパーカブ耐久チャレンジの管理人です。
今月は2か月分をまとめた報告となります。それでは始めましょう。
10月のジョニーさんは、先月と同様に、家の事情からアルバイトを1日も入れずに日中帯は家に居て家事のサポートに専念をする態勢を取っていました。当然そうなると、今月もカブ吉くんとの外出は、皆が寝静まってからの夜間パトロールに限定されます。
そんな先月と同じパターンに陥りそうな気配の中ではありましたが、それでもジョニーさんは、10月初旬に一つ大きな楽しみを持っていました。そうです、10月6日の『中秋の名月ツーリング』です。
このツーリングは、出発から帰着まで、ほぼ夜間の時間帯で完結するツーリングとなります。
とは言っても、最終目的地の下部温泉あたりから見る『中秋の名月』の南中の時間帯によっては、朝帰りに近い場合も出て来ますので、帰って来てからジョニーさんには多少眠いのを我慢して貰うのが必須条件となります。
それでも、ほぼ家事サポートへの支障がなく、尚且つツーリングも楽しめるというような好条件はなかなかありません。
9月にあまり走れなかったジョニーさんとカブ吉くんにとって、これは本当に楽しみにしていたイベントだったのです。
10月6日 月曜日 曇り 所により一時雨(関東南部)
しかし、二人がどれだけ楽しみにしていようが、そこにどんな事情があるにしろ、地球が創り出すお天気をコントロールする事は出来ません。
残念ながら今年は東北南部から関東地方、そして東海地方へかけての太平洋岸では雨雲が広がり、所によってはにわか雨の予報も出ているような状況で、二人が楽しみにしていた『中秋の名月ツーリング』を実行する事は叶いませんでした。
ジョニーさんはこの日の為に、事前にカブ吉くんのチェーンに給油をしたり空気圧の調整をしたりと、やる気満々で当日を迎えていたのですが、この日は朝から厚い雲に覆われた空が一向に回復しない事に大きなため息を付くばかりでした。
結局、夕方近くに今年の『中秋の名月ツーリング』は中止となるのですが、『カブ吉くんにカバーを掛けるジョニーさんの姿が、珍しくとても寂しそうだった』と、後に奥様が教えてくれました。
皆さまがお住いの地域ではどうでしたか? 素敵なお月見が出来ましたでしょうか?
さて、『中秋の名月ツーリング』が未遂に終わってしまったジョニーさんとカブ吉くんですが、奥様に頼まれた買い物に出たついで等にふらりと吉村さんのお店に現れたりします。
そこでひとしきり喋ってストレスを発散させて帰って行くのですが、ここのところの話題は、『お月見ツーリング』の話しもそうなのですが、吉村さんも含めて1日のニュースの中で見ない日がないと言ってもいい『クマ出没』の話しで持ち切りです。
「いや~、俺も随分前からツキノワグマなら、なんとかなるだろうって思ってたんだけど、どうやらそうでもねえようだな……。なんかいろんな映像見たり情報聞いたりしてると、結構ヤバいな……」吉村さんがジョニーさんに向かって真顔で喋っています。
「やっぱり吉村さんでもそう思うんだ……。俺もヒグマは無理かもしれないけど、少し小さいツキノワグマならなんとか勝負になるんじゃないかって前は考えてたんだけど、それって最近とんでもない勘違いなんじゃないかって気が凄いしてるよ……」ジョニーさんも、深く頷きながら答えます。
「ジョニー、そう言えばお前去年東北ツーリングに行った時に確か熊スプレー持って行ってたよな? 実際、どうだったんだ? 必要なシーンってあったのか?」
「あったよ、あった! 実際に熊に向かってスプレーした訳じゃないけど、青森で泊まって、翌日に夏泊半島回って宮古に戻って来る4日目の夕方だったかな……。ちょうど45号線の田野畑のあたりを走ってて、このまま宮古に入ってもちょっと早すぎるんで、久しぶりに鵜の巣断崖に寄ってみるかっていう気になったんだ」ジョニーさんが一年前の『東北太平洋岸ツーリング』を思い出しながら話し始めます。
「鵜の巣断崖のとこの駐車場って、北山崎(日本交通公社の全国観光資源評価《海岸の部》で国内唯一、最高ランクの特A級に格付けされた景勝地です)の近所なんだけど、あそこみたいにビジターセンターだとかお土産屋さんなんかがあるような雰囲気じゃ全然ないんだよね……。本当に、ただ林の中に駐車場とトイレがあるだけって感じなんだ……。それに、駐車場に着いたのはいいんだけどさ、もう17時近かったせいもあったんだろうけど、やっぱり車もバイクも誰もいなくて俺一人なのよ……。まあ、今まで行った時にも、駐車場が混んでた事は一度もないような所ちゃあ所なんだけどね。でも、取りあえず来ちゃったんだから、今回は展望台までさっと行ってさっと帰って来るかってな感じで、カブ吉を駐車場において遊歩道を歩き始めようとしたら、いきなり左側に≪熊出没注意!≫の看板を見つけちゃってさぁ、また慌ててカブ吉のところまで戻ったんだ……。それで、ビジネスボックスから熊スプレーを取り出して、セーフティークリップが簡単に外れないように付けてあるゴムバンドを外して、ワンアクションでセーフティークリップが外れる状態にして、それを右手に持った状態でもう一度展望台に向かう遊歩道を歩き始めたんだよ。そうしたら、いくらも歩かないうちに今度は遊歩道の上に今まで見た事もないような大きさの糞がボトボト落っこってるんだよな~。50年くらい前に北海道にツーリング行った時に、知床五湖で『早朝と夕方は一人で歩くな!』って看板に書いてあったなぁなんて事を瞬間的に思い出しちゃったりしてさ~、もう完全にビビりまくりだわ……。それでも、そこからは周囲360°に目を配りながら、音にも集中してゆっくりゆっくりと歩き始めて、目線も地べたばっかりじゃなくて、あいつら木登りが上手いから上にも注意しながら歩いて、万が一の時には、鼻先めがけてスプレー噴射をする場面を頭の中でイメージしながら、なんとか展望台を往復して来たんだ。だけど、あんな緊張感を持って歩いたのって生まれて初めてのような気がするな……」
「いやいや、なんか話しを聞いているこっちまでその時の緊張感が伝わって来る気がするな……。一年も前の話しだけど、とにかく無事でよかったわ。それだけ聞いてるだけで、なんだかジョニーがすごいジイさんに見えて来るもんな」吉村さんは笑いを堪えながらジョニーさんに返事をします。
「ジイさんで悪かったね……」ジョニーさんは口を尖らせながら返事をします。
相変わらず、そんな会話を繰り返しているおじさん二人ですが、ジョニーさんとカブ吉くんの場合、宿泊ツーリングの時にはホテルも使いますが、近くに安いキャンプ場がある等の条件が合えば、間違いなくテント泊を選択します。
しかし、ジョニーさんと同様にそのような『旅』のスタイルを持っているツーリングライダー達にとっては、昨今の『熊出没問題』は、そんなに簡単に看過出来る話しではないような気がいたします。
それでも、いろいろな事情からどうしてもテントを持って『旅』に出られるライダー諸氏は、どうかその土地の情報を欠かさずに収集して、そして『熊スプレー』等をきちんと用意してくれぐれも気を付けてお出掛け頂ければと思います。
さて、10月はそんな感じで、走っているより吉村さんのお店で喋っている時間の方が長かったような具合だったので、カブ吉くんの走行距離は先月と同様にあまり伸びず、1,155kmという数字で終わってしまいました。
11月に関しては、9月から10月にかけて家事のサポートに専念するために控えていたジョニーさんのアルバイトも復活し、日中帯に走行する場面も一気に増えました。 そして、月初には三年連続となる十三夜ツーリングも実施し、月末には忍野までうどんと蕎麦の買い出しに行くという感じで、ジョニーさんにしては珍しく精力的にカブ吉くんの乗り役をやってくれました。
その結果、おかげ様で今年の6月にも久しぶりの2千キロ超えを記録していたのですが、11月も2,279kmという今年二回目の2千キロ超えを記録する事が出来ました。
カブ吉くんの状態は、相変わらずの好調を維持しております。2か月間で約3千4百キロを走行して、オイル交換が2回、ドライブチェーンへの給油等を行う日常メンテナンスを6回実施しております。
変わったところと言えば、10月はまだ気温が高かったのでブリーザドレンに未燃焼ガスが液化したものは溜まらなかったのですが、気温が低くなった11月に入ってからは少量ですが溜まるようになってきました。
ジョニーさんは、それを見つけるとブリーザドレンの半透明のパイプを外して排出し、ウエスで綺麗に清掃をしてから再取り付けをしております。
皆さんも、あんまりほったらかしにしておくと、エアクリーナエレメントがビショビショになったりしますので、適当なタイミングで排出してやると宜しいかと思います。
本格的な寒さを感じるまではもう少し時間がありそうですが、暖かなライディングウエアに身を包み、『熊』に注意しながら初冬のライディングをお楽しみ下さい。
それでは、また来月お会いしましょう。
管理人
2025年11月末日現在 全走行距離 354,929km
(10月走行距離 1,155km 月間平均燃費 60.66km/ℓ )
(11月走行距離 2,279km 月間平均燃費 60.45km/ℓ )
月まであと 29,471km