スーパーカブ 耐久チャレンジ

JA07型スーパーカブの耐久性を検証するブログです。

2024年5月 カブ吉くん 近況報告

 皆さんこんにちは、スーパーカブ耐久チャレンジの管理人です。

 

 今年のゴールデンウイークは、ジョニーさんが昨年の7月に仕事を辞めてから、フリーとして初めて迎えるゴールデンウイークとなります。

 昨年までのゴールデンウイークですと、『このタイミングで走らずに、一体いつ走るんだ! 休みが取れるなら、とにかくどこかに行こう!』という具合に、どん欲に走っておりましたが、さすがに今年は少し様子が違うようでございます。

 ジョニーさんにしてみれば、今年からは何も無理して大混雑のゴールデンウイークに走る必要がなくなってしまったので、自分がやっているアルバイトの日程とお天気の様子を見ながら好きなタイミングで走る計画を立てているようです。

 先月、『四国ツーリンング未遂事件』を起こしてしまったジョニーさんとカブ吉くんではありますが、今月も懲りずに中旬以降に何やらまた怪しい計画を練っているという情報が入って来ています。

 基本的には、梅雨に入ってしまう前に、先に西日本を走っておきたいというジョニーさんの希望もあるので、行先は先月予定していた四国か九州北部が候補地なのは変わりがないようなのですが、現時点ではそちら方面の天候が今一つ不安定な状態なようで、どのタイミングで出発したらいいのか、今は考えあぐねているようでございます。

 しかし、考えてみればこれもずいぶんと贅沢な悩みであります。仕事現役バリバリ時代の『休みがここしかない!』なかでのツーリングでは、出発日の延期などは考える事もありませんでした。そして、実際にやりもしませんでした。当然のごとく連休の開始日が、ツーリングの出発日という計画を立てていました。

 また、そんな日程的に一部で制約を受けている中でのツーリングですから、『東京⇒京都 全線雨!』などという、『走ってる時は結構大変だけど、後から考えてみたら、滅多にやる事もないし非常に面白かった!』なんて体験も出来たりしたものです。

 

 そんなジョニーさんが、吉村さんのお店で油を売りながら、ぐずぐずと良い条件ばかりを選んで、どんどん味気なくなるツーリングの計画を練っているさなかに、突然凄いニュースが飛び込んで来ました。

 そのニュースとは、『5月8日から11日にかけて大規模な太陽フレアが連続発生し、それに伴う猛烈な磁気嵐の影響で、日本をはじめ、アメリカ、イギリス、フランス、中国、オーストラリアなど各地で低緯度オーロラが目撃された』というものです。

 それも、日本の中だけでも北海道、東北地方全県、新潟県を含む北陸地方、群馬、長野、愛知、兵庫で確認されたそうです。

 

「えっ!? 本当かよ……。よく分かんないけど、なんとなく北海道なら条件が揃えば、ひょっとしたら見れるのかもしれないっていう気がするけど、本州でもオーロラを見る事なんて出来るんだ……」

 

このニュースに俄然喰い付いたのはジョニーさんです。

 本人の中では『オーロラなんて、アラスカだとか北極圏に行かないと見れないものだ』という思い込みがあるので、今回のような低緯度オーロラであれば、このような条件が揃うと本州でも見れてしまうというのは、まさに青天の霹靂でございます。

 こうなると、ジョニーさんの好奇心に一気にスイッチが入り、今回の大規模な太陽フレアについて様々な事を調べ始めます。

 そして分かった事は、日本時間の5月8日から11日までの間に、太陽表面の活動領域3663と3664で数十年に一度レベルの大規模フレアが8回発生しており、それに伴って太陽の上層大気であるプラズマガスが大量に噴出する『コロナ質量放出(CMEと言うそうです)』も複数回発生していたという事です。

 とくにこの現象は、太陽フレアよりも地球磁場への影響が大きいとされており、このCMEのガスの速度は秒速800~1000kmに達する事もあり、質量は数十億トンを超えるものになると予想されるそうです。

 複数のCMEが合体して地球に到達する事から、猛烈な磁気嵐が発生して地磁気が激しく擾乱されて、ふだんオーロラが発生する地域より低い緯度にある日本などの各地で低緯度オーロラが出現するのではないかと期待されていた事も分かりました。

 しかし、この低緯度オーロラの発生の鍵を握っていそうなCMEという現象は、太陽フレアに伴って放出される事が多いものの、太陽フレアより先に起こったり、太陽フレアとは別に発生する事も半数近くあるそうです。

 なかなか難しい話しのようですが、約11年の周期を持って活動を活発化させている太陽は、現在2025年にかけて活動のピークを迎えつつあるようです。そして、先般大規模フレアを発生させた太陽表面の二つの活動領域は、27日周期で同じ面を地球に向ける事も分かりました。

 

「吉村さん、西日本方面のツーリングは一旦中止にします。とりあえず、27日周期っていうんだから6月の上旬あたりで、東北の日本海側方面をツーリングの場所としたいと思います。詳細はこれから考えます」

 

 ジョニーさん、突然の『低緯度オーロラを見るぞツーリング』の宣言です。よく分かりませんが、ジョニーさんはなんだか凄く嬉しそうです。久しぶりにわくわくするような目的が出来たからかもしれません。

 これによって、5月のロングツーリングはなくなってしまいましたが、しょうがないので来月の『オーロラを見るぞツーリング』を楽しみに待ちたいと思います。

 

 さて次は、先月は書く事が盛りだくさんだったのでスルーしてしまったのですが、ここ二ヶ月のカブ吉くんの燃費のお話しをしてみたいと思います。

 まず、4月の月間燃費ですが、62.52km/ℓ という数値を記録しています。これは、2010年から現在までの4月平均燃費の第一位となります。今までは2015年に記録した61.89km/ℓ が一番良い数値だったので、それを約0.6km/ℓ 上回った事になります。

 次に5月の月間燃費ですが、こちらも64.77km/ℓ という素晴らしい燃費を記録しました。当然この数値も現在までの月間燃費第一位となる数値なのですが、凄いのは今までの燃費の記録を約2.2km/ℓ も上回っている事だと思います。過去の記録は4月と同様に2015年の62.53km/ℓ という数値だったのですが、これはそのタイミングで実施していた九州ツーリング(平均燃費63.1km/ℓ )の燃費も含んでいる数値だったので、耐久チャレンジ的にはそう簡単には更新される事のない数値だろうという認識だったのです。しかし、それが2.2km/ℓ 以上もの差を付けて更新されたのですから、これはかなり素晴らしい出来事になります。

 また、カブ吉くんは4月から5月にかけて合計16回の給油をしましたが、その全てが60km/ℓ 以上の燃費を記録しているというのも、今までで初めての事となります。

 メンテナンス(駆動系編その三)記事でも少し触れましたが、カブ吉くんは30万キロを過ぎてから、『調子の良いエンジンと状態の良いドライブチェーンを組み合わせると、燃費は一体どのくらいまで伸びるのだろう?』という、検証に入っているところですが、段々とその結果が見えて来ているのかもしれません。

 過去のデータと走行条件が違ったり、気象条件も同様でないという問題もあるので、単純な比較は出来ないかもしれませんが、その出て来る燃費の傾向というは充分に掴めるような気が致します。

 来月は東北日本海側のツーリングの予定も入って来そうですし、このカブ吉くんの燃費がどのように変化していくのか、ますます楽しみになって来ました。

 

 今年は各地で梅雨入りが遅れているようです。皆さんも、梅雨前の貴重な時間を使い、存分にオートバイをお楽しみ頂ければと思います。また来月お会いしましょう。

                                    

                                    管理人

 

2024年5月末現在 全走行距離 329,717km

(5月走行距離 1,783km 月間平均燃費 64.77km/ℓ )

月まであと 54,683km