スーパーカブ 耐久チャレンジ

JA07型スーパーカブの耐久性を検証するブログです。

2021年8月 カブ吉くん 近況報告

 皆さまこんにちは、スーパーカブ耐久チャレンジの管理人です。

 

 今月は、月初めこそ埼玉県の比企郡から都心部及び川崎地区へとジョニーさんの仕事が重なり、カブ吉くんも快調に距離を伸ばしていたように思えたのですが、夏休みに入る中旬あたりになると、天候もあまり芳しくなかった事もあり、一気にその勢いが失われてしまいました。

 8月16日に、ようやく今月三回目の給油をした時点では、まだ623kmしか走行しておらず、東日本大震災の翌月に記録した月間走行距離の過去最低であった1,020kmはかろうじて超えそうですが、現在までの8月の最低走行距離である2016年の1,562kmという数字をクリアするのはなんだか微妙な雰囲気になってまいりました。

 

『参っちゃったな~、オリンピックをやってるから都内もなんだか走りずらいし、緊急事態宣言中だから気軽に忍野に蕎麦とうどんを買いに行って、距離を稼ぐって訳にもいかないしな~』 ジョニーさんもそんな事をいいながら、珍しく思案顔です。

 

『でもジョニー、愛知県警とか熊本県警なんて書いてある地方からの応援の警察関係車両はだいぶ地元に帰って行ったみたいだし、コロナの感染も急拡大してるんだからひょっとするとパラリンピックは開催しないかもしれないぞ……。そうしたら、少し都内も走りやすくなるんじゃねぇか?』

 

『吉村さん、それは絶対にないな~。だって、この前オリンピックの閉会式が終わった後に、仕事の関係で東京ゲートブリッジを渡って若洲に行ったら、その先の左側が大会関係者を運ぶための大型観光バスのでっかい駐車場になってるんだけど、オリンピックが始まる前とまったく同じように100台以上の大型観光バスがまだいっぱい待機してたし、運転手さんたち向けの仮設の売店も普通にやってたからね……。もう、絶対にこのままパラリンピックに突入だと思うな』

 

『な~んだ、そうなんだ……。やっぱり、最初からそういうシナリオだったんだな……』

 

 二人はそんなオリンピック関連の会話を交わしながらも、話題はカブ吉くんのバルブステムシールを交換したにもかかわらず、エンジンオイルが未だに少量ではありますが、減っていってしまう話題に変わっていきます。

 

『それでジョニー、今月はカブ吉のオイルの減り方はどうなんだ?』

 

『それがさ~、どうした訳か今月はあんまり減ってないんだよね……。先月のオイル交換の時は、途中で100ccくらい足してても、それでも最終的に交換する時点ではゲージのLレベルまで落ちてたんだけどね~。なんとなく今までの感じだと、この暑い8月になったら一気にオイルが減るスピードが上がりそうな気がしてたんだけど、そんな事もないんだよな……。オイルの焼ける臭いもあんまりしないし、煙もそんなに出てないしな~』

 

『そうか……。で、先週末のメンテナンスした時には、オイルの量はどうだったんだ?』

 

『交換してから約1200kmくらい走ってるんだけど、まだHレベル(オイルレベルゲージの上限)のちょっと下ぐらいまであるんだよね……。これが、バルブステムシールを交換する前だったら、1000km走れば間違いなくオイルレベルはLレベル近くまで落ちて来てたし、先月なんかもそこまでじゃないけど、やっぱりMレベルくらいまでは減ってたからさ~、なんか今回は不思議なんだよな~』

 

『確かにな……。6月や7月に比べれば気温は間違いなく高くなって、オイルにとっちゃ条件は厳しいはずだからな……。まぁ、いづれにしてももう暫くは様子見だな~。それに今月はあんまりオイルも減ってないようだから、うまくすればオイル補給なしで次のオイル交換まで行けるかもしれねえしなぁ』

 

 そんな吉村さんとジョニーさんの会話の通り、8月25日にエンジンオイルの交換をしたカブ吉くんの交換前のオイルレベルは、Mレベルのやや下くらいで治まっておりました。2000kmのオイル交換サイクルの間を、無補給で走れたのは随分久しぶりの事です。

 2019年の3月にエンジンオイルが減るようになってから、交換サイクルの間を無補給でいけたのは、走行データを調べてみると、2020年1月から2月に掛けての一回だけしかありません。

 さあ、カブ吉くんはこのまま少量のエンジンオイルの減少はあるけど、補給をせずに済む状態が続いていくのか? それとも先月までと同じように必ず途中で補給をしないと持たない状態にまた戻ってしまうのか? 今後も興味深く様子を見ていきたいと思います。

 

 新型コロナウイルスの影響もありますが、このままカブ吉くんが順調に走行を続けることが出来るとすれば、ちょうど来年の今頃はいよいよ30万キロの距離に到達する可能性が出て来ました。

 

ジョニーさんは、

『30万キロまでいったら、とりあえず消耗品のピストンリングだけは交換するかな~?』などと、吉村さんの方を向いてニヤニヤしながら喋っております。

 

『なんだ~、やっぱりシリンダはやらないつもりなのか~?』吉村さんは唖然として聞き返します。

 

『ダメだよ~! そんなことしたらオーバーホールになっちゃうもん!』

 

『わかった……、じゃあ工賃は半沢直樹システムで頼むな』

 

『え~!?』 ジョニーさん、絶句です。

 

 カブ吉くんのメンテナンスはもちろんですが、ジョニーさんの方も乗り役として、しっかりメンテナンスしながら頑張って頂きたいと思います。

 

 

 心配された今月の走行距離も、下旬になると神奈川県県央地域から神奈川県西部のお客様を訪問する機会があったので、月間最低距離を記録するような事態はなんとか回避する事が出来ました。

 

 来月は気温も少しは下がると思いますので、ジョニーさんとカブ吉くんの更なる走りに期待をしたいと思います。とは言っても、やっぱり新型コロナウイルス次第だと思いますが……。

 

 皆さまも、大変お疲れだとは思いますが、引き続き感染対策を実施しながら、秋のオートバイをお楽しみ下さいませ。

 

                                    管理人

 

2021年8月末現在 全走行距離 276,390km

(8月走行距離 1,746km  月間平均燃費 65.64km/ℓ  )

月まであと 108,010km