スーパーカブ 耐久チャレンジ

JA07型スーパーカブの耐久性を検証するブログです。

2024年1月 カブ吉くん 近況報告

 皆さんこんにちは、スーパーカブ耐久チャレンジの管理人です。

 

 昨年末の最終夜走りで、バッテリーの問題が突然浮上してしまったカブ吉くんですが、正月休みと重なってしまうという最悪のタイミングだった為に、吉村さんのお店の力を借りる事も出来ずに、ジョニーさんとカブ吉くんは元旦の朝を悶々とした思いで迎えておりました。

 ジョニーさんの昨年からの計画では、いろいろな事が変わった2024年のスタートを『東京ゲートブリッジから初日の出を見て、今年一年が良い年になるように祈願する』という企画を考えていたようですが、バッテリーの問題を抱えてしまったカブ吉くんを走らす訳にもいかず、残念ながらその計画も流れてしまっていたのです。

 そして、その後は皆さんもご存じの通り、元旦の午後には大きな被害を発生してしまった『能登半島地震』が起こり、翌日には羽田空港新千歳空港発の日本航空516便(エアバスA350)が着陸直後に、前日に発生した能登半島地震の被災地向け物資を搬送する為に待機していた海上保安庁の航空機と衝突するという大事故が起こってしまったのです。

 新しい年の始まりとしては、まったく想像もしていなかったようなあまりにも衝撃的で悲しい始まり方となってしまいましたが、被災された方々や亡くなられた方のご家族の生活が一日でも早く戻りますことを、当ブログ関係者一同、心から祈っております。

 

 それでは、2024年最初の近況報告を始めさせて頂きます。

 

 『能登半島地震』の余震も数多く発生し、その関連ニュースを見るために三が日をテレビにかじりついていたジョニーさんですが、ようやく1月4日に今年最初のカブ吉くんのメンテナンスを実施しました。

 まずは、年末に問題を発生したバッテリーの通常電圧を確認する事から始めます。その為にはシート下にあるセンターカバーを最初に外さなければならないのですが、昨年の10月にJA60用のシートに交換をしてからは、センターカバーの上部固定ビスへのアプローチがダイレクトに出来なくなりました。

 これはJA60用のシートヒンジの形状がJA07純正のシートヒンジと大きく異なり、その上部固定ビスに覆いかぶさるようになっているるためです。もうこれはしょうがないので、シートを一旦外してから作業を開始します。

 センターカバーを外してバッテリーの電圧をデジタルテスターで測ります。その結果は、12.45ボルトでした。やはり、大幅に低下しています。

 カブ吉くんに過去に搭載していたバッテリーを考えてみても、寿命を迎えたMFバッテリーは概ね12.6ボルトを下回っている事が多いようです。

 

『カブ吉~、とりあえず充電はしてみるけど、たぶん復活は無理だろうな……』

 

ジョニーさんもあきらめ顔でカブ吉くんに話し掛けています。

 カブ吉くんの新しいバッテリーは大晦日にすぐ発注を掛けたようですが、お正月という事情もあってか、納期は1月中旬になりそうだという事なので、それも併せてジョニーさんはますます暗い顔をしておりました。

 しかし、その新品バッテリーが突然1月6日にジョニーさんの自宅に届きます。

 

『おいおい、どうなってるんだよ~。さんざん心配してたのによ~』

 

 口ではぶつぶつ文句を言っていますが、ジョニーさんは満面の笑みです。早速新品バッテリー(純正指定GSユアサYTZ7S)を箱から取り出して、デジタルテスターで電圧を測ります。液晶画面には12.59ボルトの表示が出ます。

 若干低めの表示ですが、いずれにしろジョニーさんは必ず初期充電をしてからじゃないとバッテリー交換をしないので、まったく問題はありません。初期充電が完了したバッテリーは、12.88ボルトを表示しています。

 新しいバッテリーが装着されたカブ吉くんは、スタータモータの回りも復活し、グリップヒーターの効きも今まで以上に強くなりました。また、ちょっとした坂道を登って行く時の力強さも増して、まさにいい事尽くめです。

 結局、昨年末まで活躍してくれた古河電池製FTZ7Sは、3年11ヶ月で約8万4千キロの使用という事になりました。数値としてはそれほど悪い訳ではないと思いますが、その前に使用していた純正指定のGSユアサYTZ7Sが、2個とも4年以上の期間を使用し、いずれも10万キロ以上走行していた事を考えると、ジョニーさんにとってはやや物足りない感じを受けていた事は否めないようです。その結果が、純正指定であるGSユアサYTZ7Sの再発注につながったと考えられます。

 さあ、恐らくこのバッテリーが『カブ吉くん 月まで走れ!』の最終目標である384,400kmまで走る最終バッテリーとなる気がいたしますが、今年からは昨年までと違って、カブ吉くんの走行形態が大きく変化する事になります。

 昨年までは、ジョニーさんと一緒に移動する業務移動がメインで、たまにツーリング等が入って来るというパターンでしたが、今年からはほとんどが不定期なプライベート移動(中・長距離ツーリング等を含む)へと変わって行きます。当然、バッテリーの充電状況や使用頻度も変わって来るはずですので、バッテリーへの負荷も変わって来るはずです。その辺りも含めて、耐久チャレンジとしては今後も注意深く見守っていきながら報告をさせて頂きたいと思います。

 

 さて、そんなカブ吉くんの走行形態の変化についてのお話しをしておりますが、ジョニーさんと吉村さんの間でも、その話題に関して今年に入ってから下記のような話し合いがされているようですので、しばらくお聞きください。

 

『やっぱり、一年間で走った距離が1万6千キロっていうのは、ちょっと衝撃だったよね……。いくら週2回在宅勤務になっていたとは言え、5月には久しぶりに小浜にも行ったし、夜走りも去年は結構な頻度で行ってたからね……』

 

『6月に新しい犬の家族が増えて面倒をみなきゃならなかったり、具合の悪い田中君のサポートをしたりっていう大変な部分もあったし、そういうところに大分時間を取られていた感じはするしな……。それでも、去年は珍しく十五夜も十三夜も両方行ってたりしたし、まあ、いろんな部分が出っ張ったり引っ込んだりした事を考えてみりゃ、それなりに走ってた方なんじゃねえのか? だけどジョニー、やっぱり仕事で使うか使わないかっていうのは、とんでもなく大きいって事だったんだって普通に思うぞ……』

 

『本当にそうなんだろうね~、行きたいとか行きたくないとか関係ない業務移動って凄いよね……。一週間で400キロから500キロくらいをコンスタントに走ってたんだからね~。当然、そうなるとカブ吉のメンテナンスも一週間に一回は必ずする事になるから、カブ吉はいつも調子がよくて綺麗でいられたしね~』

なにやら、感慨深げなジョニーさんです。

 

『ジョニーは走るのが大好きだし、カブ吉は好調をキープ出来るし、ある意味二人にとって今までは、いいこと尽くめだったっていう事だな……。しかし、その無くなっちまった業務移動の穴を埋めるってえのは、そうそう簡単な事じゃねえかもしれねえなぁ……。ちょっとそこら辺を流してくるちょい乗りとは、訳がちがうからなぁ……』

吉村さんも思案顔です。

 

『俺も去年からいろいろ考えてたんだけど、ちょい乗りってなかなか難しいんだよね……。すぐ行くとこがマンネリになっちゃうし、距離もあまり長く走るイメージじゃないし……。やっぱり、ある程度走る目的とかが明確になってないと、こういうのって難しいのかもしれないな~なんて思っちゃたりしてさ……、実は結構悩んじゃったりしてたんだよね……。でも、そうしたらさ、ふといい事を思いついちゃってさ~! 吉村さん、聞いてくれる? 《スーパーカブ耐久チャレンジ 昔取った杵柄ブラッシュアップ大作戦》って一応命名したんだけどさ……』

 

『……、また、変な名前の作戦考えやがったな……。どうせ、お前の事だからドラマかなんか見て覚えたのを、単純に言いたいだけなんじゃねえのか? 』

 

 また二人のいい加減なコントのような会話が始まりそうなので、ここから先は要約して皆さんにお伝えしたいと思います。

 ジョニーさんという人は、長年バイク屋家業を営みながら、公私ともにいろんな道を走り続けてきた吉村さんもビックリするくらい良く道を良く知っているのです。それは、ジョニーさんが二十代の前半からトラックドライバーの仕事をしていた事に起因しています。

 ジョニーさんが仕事を始めた時、勤めていた会社は東京の国分寺市東恋ヶ窪にありました。そして、ジョニーさんの仕事はそこを起点として、多摩地区全域、埼玉県西部、神奈川県川崎市麻生区多摩区にある配送対象の電気店(凡そ600店ほどあったようです)を10コースに分類し、そこに家電品を配送する業務に就いていたそうです。

 それ以外にも、大型車に乗って東京から秋田への定期便を中心に全国(四国を除く)を走っていたようですし、四輪のラリー競技もやっていた関係から、関東地方及び山梨県・長野県などは各地の広域農道レベルの道まで熟知していたそうです。

 しかし、さすがにそのような走る事が仕事や遊びに繋がっていた時代から30年以上も経ってくると、最近ではちょっとしたところに知らない道が出来ていたりする事が多くなったようで、ジョニーさん自身も、自分の頭の中にある道路地図の更新をしていかなければならないと感じていたようでございます。

 さあ、そんな訳で2024年1月からは、まずジョニーさんが道を覚える原点ともなった『家電品配送10コースを再び巡る』という企画がスタートする事が決まりました。このような試みがカブ吉くんの調子を維持し、そしてジョニーさんの頭の中にある道路地図のブラッシュアップに繋がるのであれば、耐久チャレンジ的には願ったり叶ったりでございます。

 そして、その第一回は早速1月9日に実施されます。その時のコースは、航空公園(所沢市)をスタート地点に設定して、新狭山、笠幡、的場、川越、上福岡、ふじみ野、鶴瀬、みずほ台、志木、朝霞と回り、ゴール地点を和光に設定するコースになっていました。このコースの走行時間はだいたい4時間半くらいで、距離は118kmを記録したそうです。

 また、川越の周辺では、予想通りジョニーさんの知らない道が数本出来ていて、次回訪れる際は必ずその道を走行して、ジョニーさんの地図をブラッシュアップしていくような展開に今後はなるようです。

 それ以外でも、所沢街道の渋滞をさけて航空公園東側にあるこぶし団地に抜ける裏道を四十年ぶりに通ったり(一度も間違えずに行けたようで、本人は大喜びだったようです!)、久しぶりに川越の素敵な町並みを眺めながら走ったり出来た事は、ジョニーさんにとっても実に有意義な一日の過ごし方となったようです。

 

 それでは最後のなりますが、カブ吉くんに実施された1月のメンテナンス報告(日常メンテナンス以外)です。

1.ドライブスプロケット交換(純正14T)

  既存のドライブスプロケットの騒音低減の為のゴムがボロボロになっていたので、

  新品スプロケットへの交換となりました。

2.エンジンオイル交換(G2 10Wー40)

  通常指定距離(2000km)での交換になります。交換時にオイルの減少等はみ

  られません。また、219,000kmからG2オイルのみを使用するようになって

  10万キロが経過しました。

3.クランクシャフトホールキャップからのオイル漏れ修理(リコール対応)

  2011年にリコール対象となっていた部分です。現在までオイル漏れが発生しな

  かったので、ずっと放置されていました。ホールキャップに装着するOリングがリ

  コール部品です。交換後のオイル漏れはありません。

 

 以上の三点が、日常メンテナンス以外の整備として実施されています。それ以外に気になる部分としては、この時期のカブ吉くんの日常メンテナンス項目として必ず実施していたブリーザドレンの清掃(液化した未燃焼ガスを排出・清掃するだけですが……)が、ほとんど必要がないという点がジョニーさんは気になっているようです。 

 皆さんの愛機たちはいかがでしょうか? 今年は間違いなく暖冬なんでしょうが、それが理由という事で本当にいいんでしょうか? やっぱり少し気になりますね……。

 

 それでは、また来月お会いしましょう。

                                    管理人 

 

2024年1月末日現在 全走行距離 324,038km

(1月走行距離 1,485km 月間平均燃費 58.60km/ℓ )

月まであと 60,362km