スーパーカブ 耐久チャレンジ

JA07型スーパーカブの耐久性を検証するブログです。

2022年12月 カブ吉くん 近況報告

 皆さまこんにちは、スーパーカブ耐久チャレンジの管理人です。

 

 今年最後の近況報告は、カブ吉くんのこの一年間の総括から始めてみたいと思います。

 まず最初のひとつは、先月からの懸案事項であった『年間走行距離』のお話しからです。

 

 毎年12月というのは、ジョニーさんがいろいろな所におられるお客様に年末の挨拶回りに行くので、カブ吉くんにとっては毎日違うところを走れるという事もあり、とても楽しみな時期であります。

 走行エリアとしては、埼玉県中央・西部地域、神奈川県川崎・横浜・湘南地域、千葉県北部・北西部地域及び東京都区内が対象となります。

 今年もジョニーさんは約一週間の日程を組んで、各地域ごとに無駄に走らなくて済むようにキチンと計画を立てた上でルートを決定し、効率よく挨拶回りを実施して行きます。

 耐久チャレンジ的に『年間走行距離』の事もありますので、多少は無駄な走りがあってもいいような気がして来るのですが、どういう訳かジョニーさんという人は、そこら辺は結構しっかりしていて、なかなかそういう事はしてくれません。しかし、とは言いながらも往きと帰りに同じ道を走るのがあまり好きではないジョニーさんなので、微妙に往復のルートを変えてみたり、一筆書きのようにぐるっと回って帰ってこれるようなルート設定をしたりしながら、実際には距離がそこそこ走れるように考えていてくれたりします。

 それ以外にも、いつもの山梨県の忍野に吉村さんの大好きなうどんと蕎麦の買い出しに出掛けたり、都内の夜走りに行ったりしてくれていたのですが、今月の走行距離の目標にしていた2,050kmには350kmほど及ばず、最終的な月間走行距離は1,700kmに留まってしまいました。

 この結果から、今年の年間走行距離の合計は21,563kmとなり、残念ながら年間最低走行距離の記録を更新してしまう事となりました。

 

「でも、それってしょうがないんじゃないのかなぁ~、新型コロナが三年も続いてツーリングにもなかなか行けないし、週の半分近くは在宅勤務とかやってたら、やっぱり厳しいよね……。まあ、でもこんな状態も未来永劫続く訳じゃないだろうし、『記録っていうものは破られるためにある』なんて言う人もいるくらいだからね、イッヒッヒ」

 

「ジョニー……、言っておくけど良くない記録を塗り替える意味で『記録は破られるためにある』という表現を使う人間はあまりいないからな……」

 

相変わらず吉村さんに叱られている能天気なジョニーさんですが、ハッキリと言葉にしてはいませんが、ひょっとすると『来年はこんな事はないからね~、まあ見ていてね~』という、いつもながらの根拠が乏しい割には強固な決意の表れなのかもしれません……。

 管理人としては、月まであと7万8千キロあまりまで近づいて来ている状況ですので、引き続きジョニーさんとカブ吉くんには頑張って頂きながら、その動向を注視していきたいと思います。

 

 さて、次はもう一つの懸案事項であった『年間平均燃費は、再び60km/ ℓ を超える事が出来るのか?』というお話しです。

 

 カブ吉くんの今月使用した燃料は、走行距離1,700kmに対して28.82リットルとなりました。月間平均燃費は、58.99km/ ℓ です。この燃費は、2021年の12月と比較すると約0.8km/ ℓ ほど悪い数値となります。

 先月も書きましたが、今年の1月から11月末までの平均燃費が60.34km/ ℓ という数値であり、『年間平均燃費』の60km/ ℓ 超えは非常に微妙な状況だったのですが、12月の燃費の落ち込みがそれ程大きくなかったおかげで、2022年の『年間平均燃費』は最終的に60.23km/ ℓ を記録する事が出来ました。

 2021年の『年間平均燃費』である62.11km/ ℓ とはさすがにちょっと差がありますが、それでも2010年から走り始めて2020年までは一度も年間平均60km/ ℓ を超えた事がなかったのですから、昨年と同様にロングツーリング等もなかった状況を考えると、これはもう立派な記録として認めても問題はないと思います。

 カブ吉くんは、今年の1月にシリンダー、ピストン、ピストンリング等の交換修理をしています。そこから一年間で約2万1千キロを走り、ジョニーさんが言うには、

 

『シリンダーなんかは大分当たりが付いてきてる感じがするけど、まだ少し回りが重いかな……。まあ、それでもあと1万キロも走れば、きっと随分変わってくると思うよ』

 

 何だか、今年より来年を期待させるような報告をしてくれています。

カブ吉くん自体は、腰下(クランク廻り等)の部品交換は実施していませんが、腰上の問題が発生した部分に関しては、部品の交換が行われています。

 そういう面で考えてみると、現在のカブ吉くんは新車の時にとても近い状態であると言えるのかもしれません。いやいや、完全に当たりの付いている腰下の上に、新しい腰上が載っているのですから、ひょっとしたら新車の時よりもフリクションロスなどに限っては減っているのかもしれません。

 ちなみに、カブ吉くんは2010年の7月から新車で走り始めて、翌年の7月までの一年間で25,249kmを走っています。そして、その距離を走るのに消費した燃料は、427.17リットルです。これを計算してみると、約59.11km/ ℓ の燃費だった事が分かります。

 こうやって考えてみると、30万キロ以上走っているカブ吉くんが記録した2022年の年間平均燃費が、新車から一年間の平均燃費を約1.1km/ ℓ 以上上回っている60.23km/ ℓ だったと言う事は、かなり凄いことなのではないでしょうか?

 ジョニーさんの思い付きで『エンジンが良い状態で、ドライブチェーンがちゃんとしてると、カブ吉の燃費はいったいどうなるんだろう?』という実験の答えは、ドライブチェーンも馴染んだ来年には分かると思います。

 恐らく、ジョニーさんや吉村さんがその辺の事をキッチリと分析してくれるはずですので、管理人はもうしばらくの間、楽しみに待ちたいと思います。

 

 最後に、11月21日から12月18日にかけて開催されていたサッカーのワールドカップのお話しをしようと考えていたのですが、今年も押し迫った12月29日に突然飛び込んできた『サッカーの王様ペレ(エドソン・アランテス・ド・ナシメント)』の訃報に、サッカー大好きおじさんの二人は大きく落ち込み、口を噤んでしまいました。

 二人とも、ブラジルが三度目の優勝を飾り、ジュール・リメ杯を永久保持する事となった1970年メキシコ・ワールドカップでのペレの活躍をテレビで観ていた人たちなので、その悲しみはなんとなく分かるような気がいたします。

 二人とも今回のワールドカップカタール2022)について、話したい事がたくさんあったようなのですが、もう少し時間が経ってからその機会を別途設けたいと思いますので、お待ちください。本当にごめんなさい。

 

 それでは、今年のカブ吉くんの近況報告はこれでおしまいです。

 

 皆さま、凍結路面に十分気を付けながら、暖かいライディング・ウェアに身を包み、冬のオートバイを存分にお楽しみくださいませ。

 

 また来年お会いしましょう。

                                    管理人

 

2012年12月末現在 全走行距離 305,978km

(月間走行距離 1,700km 月間平均燃費 58.99km/ℓ )

月まであと 78,422km